■生カシミヤヤギに会う
生カシミヤヤギに会う
カシミヤヤギを見ることはできるのでしょうか?動物園にいるわけでもありませんし。実際に生カシミヤヤギをご覧になった人はあまりいないのではないでしょうか
北京から西北600キロに位置するフフホト(漢字で呼和浩特)からさらに100キロぐらい北上した地域に大草原があり、そのあたりりにカシミヤヤギが放牧されているということなので行ってきました。
フフホトの中心地を出発してしばらくすると郊外の風景に変わってきます。人家もまばらな感じになってきますが、まだまだ中国チックな風景です。
しかし20キロほど北上すると、山越えになります。山といっても木が少なくほとんど岩だけの殺風景な山に曲がりくねった道をひたすら進みます。このあたりになると人の気配が消えてしまいます。
日本のようにドライブインやコンビニなどなく非常にさびしげな道が延々と続きます。
しばらく行くと武川という小さな町に出ます。これを過ぎてどんどん北に進むと、今度は北海道的な光景に変わってきます。岩山を越えて、牧草地、小麦畑、本当に北海道的光景なんです。そして地平線が見えてきます。本当に広さを実感しますね。
今回はフフホトから100キロ北上したところの酪農農家を訪れました。ちょうど農家の娘さんが餌を食べさせるために牧草地に誘導してました。
白いのがカシミヤヤギです。白くないのは綿羊と呼ばれている動物だそうです。こちらからも繊維が取れるそうですが、絨毯などに使われるそうです。
しかし、カシミヤヤギと羊ではぜんぜん値段が違うはず。カシミヤのほうが高いのは言うまでもありません。なのにどうして羊も飼っているのでしょうか。不思議に思って聞いてみたら。
農家親爺さん『そりゃそうだけど羊は食うからいいんだ』とのこと。なるほど納得です。
僕『じゃあカシミヤヤギは毛を採取するだけで食べないんですね?』
農家親爺さん『いや食うよ』
僕『は〜?』
食べる場合カシミヤヤギは3才ぐらいまでが旬だそうです。基本的に毛を採取してカシミヤにするんだけれども、どうしても食べたくなったら食べるそうです。いつも羊じゃいやなんでしょうな〜。
このあたりは、年々生えている草が少なくなってきており、放牧も厳しくなってきているそうです。モンゴル共和国との国境沿いなどはさらに盛んな放牧が行われているそうです。
それにしても本当に牧歌的な風景です。大地の子で一心が羊を追ってるシーンがかぶってきます。一日ここにいても飽きないように思いました。

こんな道が延々と続きます。まるでアメリカの砂漠みたい。

この道はどこにつながって行くんだろう。

まるで羊飼いの気分です。

大草原にこんなにたくさんのカシミヤヤギが。

カシミヤヤギと羊が同居しています。

群れの向こうを馬に乗った観光客が過ぎて行きます。

おとなしいカシミヤヤギが珍しく喧嘩しています。

草ばかり食べているヤギがやっとこちらを見てくれました。








